2004年 08月 30日
小泉首相への手紙 |
小泉首相、私たちは今日、この「心に刻む会in姫路2004」に、イラクから子ども病院の医師を迎え、イラクの人々が今どれほど困難な状況におかれているか、特に子どもたちの状態の大変さを、生の声として聞くことができました。イラクで本当に必要とされているのが何かも、聞くことができました。緊急に必要とされる医薬品などの医療用物資、実現には時間がかかるかもしれない電力・水道などのインフラ整備、どれもこれも自衛隊にはできないことばかりです。なのに、あなたは自衛隊という軍隊をイラクに送り込みました。なぜですか?
私たちは、この理不尽な戦争で亡くなった多くのイラクの人々に、思いを馳せます。戦争に駆り出されて銃弾に倒れた兵士や、爆弾に吹き飛ばされた子ども達の痛みに心を重ねます。愛する人や、親兄弟、友人や隣人達を失った人々の、心かきむしられる思いを想像して、身を震わせます。
あなたは、何をしたのですか。イラクの人々が、本当に何を求めているかを聞こうともせず、「人道復興支援」というもっともらしい名の下に、自衛隊の海外派兵の実績作りのために、イラクを利用しました。いわばあなたは、イラクの人々の悲しみと怒りをだしにして、この国の進路を戦争の方向にむけて、急ハンドルを切ったのです。
そもそもこの戦争は、すべてが間違っています。なのにあなたは日米同盟を口実に、早々とこの戦争に賛成してしまいました。挙げ句の果てに、アメリカ占領軍相手にレジスタンスを闘う人々を、テロリスト呼ばわりまでしました。
アメリカへの盲従とも見える態度の陰で、あなたの狙っているもの、それが見えます。
私たちは、不安で不安でたまりません。日本が唯一世界に誇れる憲法九条をどぶに叩き落とし、有事立法で国民に戦争協力を義務付け、この国を戦争する国へと変えていこうとしているあなたを見ていると、本当に不安になります。
武力による解決が、悲惨と混沌をしかうまないことは、イラク戦争でもう充分証明されたではありませんか。それでもまだあなたは、戦争する国がいいのですか。
私たちは怒っています。もういい加減にしてほしい、戦争なんかもううんざりだ、と怒っています。
今私たちは、日本とイラクの人々の上に、等しく平和の訪れることを強く祈るとともに、小泉首相、一日も早くあなたが心を入れ替えてまっとうな人生に立ち返り、戦争の痛みと平和の尊さが、普通にわかる人になってほしいと、心から願っています。
2004年8月14日
「アジア太平洋地域の戦争犠牲者に思いを馳せ心に刻む集会」in 姫路2004
参加者有志一同
私たちは、この理不尽な戦争で亡くなった多くのイラクの人々に、思いを馳せます。戦争に駆り出されて銃弾に倒れた兵士や、爆弾に吹き飛ばされた子ども達の痛みに心を重ねます。愛する人や、親兄弟、友人や隣人達を失った人々の、心かきむしられる思いを想像して、身を震わせます。
あなたは、何をしたのですか。イラクの人々が、本当に何を求めているかを聞こうともせず、「人道復興支援」というもっともらしい名の下に、自衛隊の海外派兵の実績作りのために、イラクを利用しました。いわばあなたは、イラクの人々の悲しみと怒りをだしにして、この国の進路を戦争の方向にむけて、急ハンドルを切ったのです。
そもそもこの戦争は、すべてが間違っています。なのにあなたは日米同盟を口実に、早々とこの戦争に賛成してしまいました。挙げ句の果てに、アメリカ占領軍相手にレジスタンスを闘う人々を、テロリスト呼ばわりまでしました。
アメリカへの盲従とも見える態度の陰で、あなたの狙っているもの、それが見えます。
私たちは、不安で不安でたまりません。日本が唯一世界に誇れる憲法九条をどぶに叩き落とし、有事立法で国民に戦争協力を義務付け、この国を戦争する国へと変えていこうとしているあなたを見ていると、本当に不安になります。
武力による解決が、悲惨と混沌をしかうまないことは、イラク戦争でもう充分証明されたではありませんか。それでもまだあなたは、戦争する国がいいのですか。
私たちは怒っています。もういい加減にしてほしい、戦争なんかもううんざりだ、と怒っています。
今私たちは、日本とイラクの人々の上に、等しく平和の訪れることを強く祈るとともに、小泉首相、一日も早くあなたが心を入れ替えてまっとうな人生に立ち返り、戦争の痛みと平和の尊さが、普通にわかる人になってほしいと、心から願っています。
2004年8月14日
「アジア太平洋地域の戦争犠牲者に思いを馳せ心に刻む集会」in 姫路2004
参加者有志一同
by kokoro_kizamu
| 2004-08-30 01:04
| 2004年の「心に刻む集会」